鮎釣講座 鮎バリとは

通常、釣りバリの違いは号数で表す位です。しかしなぜ、アユバリには多数の型・色・号数が有るのか考えてみて下さい。釣り方にも友釣り・コロガシ・引っかけ等々沢山の方法があります。漁法によっては網漁・やな漁といったものがありますが、これは漁師の分野となりますのでここでは省き、友釣りについて考えてみましょう。
まず、何故あのように多数の型が必要なのでしょうか。
トモバリの型を大別すると、狐系・矢島系のこの2つに分かれます。
狐系の特徴は、全体が丸くて角が無いことです。それに反して矢島系の方は、曲がりの部分が角張っており、この二つは一見して区別する事が出来ます。

大別すると、この様になります。

今、各社が出している型のほとんどは狐形の変形です。それらの違いは、針先角度が鈍角であるか鋭角であるか、又は、軸や針先の長さがどうか、というもので、中にはふところの幅による違いのものもあります。
掛かりばかりを優先するとバレ易くなります。号数という変化(ふところ・針先の長さで対応する方法が有りますが)、最近の釣人には7.5号以上は使わない人が多く、又、8号から10号といった号数を販売していない釣具店もあります。号数というものは、単に大きさを意味しているだけのものではない事を、もう少し理解して頂きたいのです。